食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

検診結果とFODMAP

地下鉄の階段を上がって横断歩道の前に立つと、北へ連なる並木が黄色くなりはじめていた。秋めいてきて、夕方には雨という予報。薄曇りの肌寒いなか、先日の検査結果を聞きに担当医の部屋に向った。 血液、内視鏡、CT、いずれも問題なし。半年後の来年春の予…

グレタのスピーチに想うこと

週末に東日本を襲った台風19号は、東海地方上陸前、昭和33年に1300人の犠牲者を出した狩野川台風以来の脅威になるとテレビで警戒を呼びかけていたが、それでも千曲川の決壊など多くの被害と数十の人命を奪って北に去っていった。 以前にもあったのだから昨今…

寛解まであと半年

10月に入ってもまだ蒸し暑く、台風の影響で曇り空の下、Tシャツで半年ぶりの定期検診に出かけた。 「アルコールかぶれはないですか?」 血液検査に限らず、この病院では注射の前に必ず問われる。ないと答えると次はカルテを見て、「テープかぶれはあるんです…