食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

縫合後の食事

8月26日、胃カメラ検査をし、医師からショックなことを二点告げられた。 ひとつは、普通の人よりも食道が細いこと。内視鏡を使って広げる施術をすることを勧められた。 もうひとつは、胃カメラで撮った写真。確かに以前よりはきれいになっているのだが、一…

退院後

自宅に戻ってもやることは同じ3回の栄養剤を何時間もかけて腸ようから吸収する。 しかし、これがなかなか思い通りにならない。簡易器具でやるために、ときに気がつくとあっという間に終っていたりして、そのたびに強烈に下痢に見舞われる。 私の場合、エレ…

退院

しばらくほうっておいたら訪問者が8000近くになっている。それだけ情報を求めている人たちがいることを想い、続きを書く。 7月26日。退院した。医者が「ひげ」と呼ぶ、裂け目が消えたからだ。後は、ノルマの栄養剤を入れ続けるだけの日々が続くだけなので…