食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

引越しました

引越し先はこちらです。 今後ともよろしくお願いします。 http://pepsinishida.blogspot.jp

術後三年まで後ひと月

桜はすっかり散って、春めいた曇り空の下、先日の検査結果を聞きに京都へ。主治医が緊急手術ということで、入院時に優しい言葉をかけて下さった、ワイフお気に入りのH先生と再会した。 「検査結果を見ただけでよくコントロールされていることがわかりますよ…

誤嚥、お得感、夜桜、健康

先日久しぶりに逆流、誤嚥した。飛び起き、スリッパも履かず、メガネもスマホも手にせず、階下ヘまっしぐら。 洗面所でむせまくり、うがいを繰り返し、少し落ち着いたとリビングで座り込むが、喉の痛みとむせは治らず、洗面所への往復を10数回繰り返し、ワイ…

もうすぐ術後三年

定例の検診結果を聞くために真冬の京都へ出かけると、突然ワイフが立ち止まり、同時に声を上げた。 「山中先生!」 目の前のタクシーが駐車場の中へ入っていく。この研究所の前を歩くたびにノーベル賞受賞者の山中教授の話をしたのは度々あったが、まさか実際…