食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ちょっと遅れた三ヶ月検診

Hatenaのカコさんのような熱心で興味深いブログを読ませていただくだけで、自分では検診後しか書き込まなくなってしまっている。 久しぶりに自分の頁を開くと、それでも今日7人の訪問者。罹患して情報を求めている人たちがいることを久しぶりに実感する、3年…

ネキシウムは重要

八月一八日にCTと血液の検査をし、その結果を主治医から聞きに二九日の月曜日に再び真夏の京都へ。 いずれもワイフは有給休暇をとって一日かがり。いつものことだが、もっと合理的にならないかと想う。検査の結果が出るまでに時間が必要なことはわかる。しか…

敏感であること

幼少の頃、テレビの競馬中継を観て、サラブレッドの美しさ、逞しさ、そして儚さに魅了され、アメリカ留学時代に初めて馬券を購入してビギナーラックで儲け、東京で会社勤めをしているときに同僚に誘われて初めてJRAの馬券を購入し、またまたビギナーラックで…

下痢型過敏性腸症候群

五月三〇日、月曜日の正午に検査結果を聞きにまた京都へ。ワイフは前日からひどい腰痛に見舞われていたが、痛みに耐えつつ、随行してくれた。 「痩せたね」 主治医の第一声である。 「腸ろうやめたからなあ」 苦笑いするしかない。問題はそこではない。まめ…

人にまつわる数字

五月十四日は亡き母の誕生日であり、特別な日であると同時に特別な連数字でもある。 今年は土曜日だったのでワイフと一万歩散策を兼ねて遠くのスーパーへ出かけ、遺影に供えるためにマスクメロンを購入した。熊本産と高知産と同じ値段で陳列してあったが、迷…

腸ろうがとれる

2月22日。 三ヶ月ぶりの京都は真冬とは思えない穏やかな風情。月曜の朝だというのに病院のなかもいつになく穏やかで人も少ない。血を抜くのも50人くらいですぐに順番が回って来た。その後のCTもすぐに済んだ。 担当医とは午後イチということで病院内の…

RIP To GLENN

国立がん研究センターの公表によると、『食道がん、胆のう・胆道がん、肝臓がんの10年生存率は30%以下』。 つまり、10人中7人は罹患して10年以内に亡くなる。7人というのはかなり大きな数字のように感じる。私の場合、13年暮れに発覚し、翌年春に陽子線…

癌検診に期待しない

http://gigazine.net/news/20160112-cancer-screening-mortality-rate/ オレゴン健康科学大学の准教授が発表した論文が騒がせているとのこと。 毎月検診を受けていたのに再発を防げなかった者の一言。 現在のレベルでは検診はほとんど無力に 近い。日々の生…

閲覧者一万人を越えて

様々な人々の書き込みや情報から恩恵を得たことから、自らがブログを書くことで少しでも次の人たちの役に立てたらという想いで始めたら、訪問者数が一万人を越えた。 癌に罹患して困惑している人たちにひとつ言いたいことがある。 近年芸能人たちが罹患して…