食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

RIP To GLENN

国立がん研究センターの公表によると、『食道がん、胆のう・胆道がん、肝臓がんの10年生存率は30%以下』。

つまり、10人中7人は罹患して10年以内に亡くなる。7人というのはかなり大きな数字のように感じる。私の場合、13年暮れに発覚し、翌年春に陽子線治療を受け、昨年春に再発、手術という流れ。2年が過ぎている。データの7人のなかに入ってしまうと、70歳前に逝くことになる。

昨日、最も愛するロックバンドであるイーグルスグレン・フライが67歳で亡くなったという悲報。

"You Belong to the City"をリピートに設定して繰り返し聴きながら感謝した。イーグルスが存在しなければ、私はLAに留学することはなく、まったく異なる人生を歩んだはず。そのメインメンバー。近年、かつて親しんだアーティストたちが続々と亡くなっていく。なかでも彼は近所のお兄ちゃんくらい親しい存在だった。


RIP To GLENN。