食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

誤嚥、お得感、夜桜、健康

先日久しぶりに逆流、誤嚥した。飛び起き、スリッパも履かず、メガネもスマホも手にせず、階下ヘまっしぐら。

洗面所でむせまくり、うがいを繰り返し、少し落ち着いたとリビングで座り込むが、喉の痛みとむせは治らず、洗面所への往復を10数回繰り返し、ワイフを起こしてしまった。

通常なら胃液の酸っぱさがあるのだろうが、胃管から上がってきた液体の強烈な苦味と焼けるような痛みは、この誤嚥の特徴的なところ。

肺にどれだけ流れ込んだのかが気になるのは、肺炎の死亡率が上がっていることを昨今メディアが取り上げているせいだ。

おそらく自分は肺炎で死ぬ気がするので、口内フローラには配慮している。雑菌が流れ込んでしまえば、肺炎になる可能性が高まるのは明白だ。

ようやく落ち着き、時計を見ると、まだ午前9時過ぎ。アメリ東海岸のビジネスアワーに合わせた生活をしているので、まだ寝入りばなだった。今日は外出の予定。眠剤のおかげで二度寝ができた。

数ヶ月に一度、週日昼下がりの天神橋筋散策は私たち夫婦にとって楽しみのひとつ。様々な倒産品には8割引など普通にあって、お得感はアウトレットの比ではない。

今回の私の収穫は高級キッチンバサミ。これまで使っていた百均のものとは雲泥の差の切れ味に感動さえ覚えた。気をつけないと指などスパッとキレ落ちそう。

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いつもと逆のルートを行き、大川沿いの桜を眺めながらのんびりと進み、最後にワイフに付き合って駅ビルの中を歩きまわった後、外に出ると、川向こうに夜桜。今日また10,000歩を突破した。

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その2日後の土曜日。出勤先のワイフから先日TVニュースで紹介された自宅近くの夜桜を見に行こうとメール。

電車でひと駅、行きはバスで向かった。ライトアップされた満開の桜をスマホで撮りまくっていると、普段あまりカメラを使わないワイフまでカシャカシャし始め、私が使っている夜景専用カメラアプリが自分のiphoneにないとクレーム。

多くのアプリは無料提供の日があり、チェックして使えそうだとDLすることを私は日常的に行なっている。機能制限はあったりするが、なかには数千円もするアプリもあって、これもまたお得感ありなのだ。

もちろんこれはいいと分かると、彼女のiphoneにも入れてやるのだが、いま高機能夜景アプリは3つ持っていて、どれがベストかまだ測りかねている。

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帰りのバス停には行列ができていたので、徒歩で戻ることに。するとすぐに見覚えのある病院があった。亡き母が何度も入院し、数十回は見舞いに行った。

途中、見舞いの帰りに何度も入った見慣れた食堂があった。昔なら懐かしさもあって入っただろうが、いまの私に大盛りのご飯にお得感はない。

結局、自分たちの駅チカでまだ入ったことがないイタメシにトライ。思わず笑ってしまう安さと少量ぶりだったが、味は悪くない。いまの私にはこの程度でいい。

ところで、罹患し、自己の無知を痛感して以来、ネット、テレビ、雑誌(ブック放題)など、様々なメディアから知識を得てきたが、それは健康であるためで、長生きすることではない。

健康であるために必要と思えば、様々なことを試してきた。そのなかにはこれまで良いとされていたのが間違いであったことも少なからずある。

もちろん健康であるのなら長寿はありがたい。早歩き、大股歩き、階段、スクワット、寝たまんまヨガ、ギターを弾いて歌う。これらが私の最低限の運動である。下半身と喉の筋力の衰えは健康を損なうことに直結しているからだ。

ところが、筋力があっても転倒骨折は起こることを先日知った。要するに、平衡感覚の衰え、内耳神経の老化を起因とするらしい。鍛える方法は意外と簡単だ。興味があれば、検索すればすぐに出てくると思う。