食道癌と自然体で向き合う [Living Naturally with Esophageal Cancer]

人生は不公平極まりないが、すべての命は例外なく尽きる。そんな当たり前のことでさえ、我がこととは無縁と生きてきた。生を受けてからすでに半世紀を超え、着実に死に向かっていることに意識を向けることもないまま、告げられた宣告。ここに綴った文章がどこかの誰かに役立てば幸いです。

胸部不快感

陽子線治療を終えて半年が過ぎ、二度目のCTスキャン

主治医はまったく問題なしと言う。それはいいことなのだが、胸部の不快感はずっと続いていて症状を伝えるが、他の患者にそんなことを言う者はいないという。

不思議だ。ネットをみると同じことを訴えている人は無数といるのに、なぜ彼の患者のなかで私ひとりなのか。

気になるなら胃カメラをやるかというが、即拒否。どうせなにも見つからないのに苦しい想いはしたくない。

胃薬は飲んでいるかという言われ、胃や食道に問題はないので飲むのをやめたというと、もしかしたら患部が痛んだ影響でそうなっているのかもしれないからまた飲んでみたらと勧めるので、また苦いラムネみたいな錠剤を飲み始めることにした。

一日一錠、今日でまだふたつしか飲んでないからまだ効果があるかどうかはわからないが、この薬をやめたあたりと不快感の戻りと合致するような気もする。

陽子線と放射線を浴びせられた患部周辺が痛んでいることは容易に想像できる。癌の再発に比べたらどうでもいいような些細なことだが、平常なQOLとズレがあるのは事実。

細胞レベルで元に戻ろうとしている食道周辺で他の細胞が影響を受けているのではないか。だとしたら、もう少し様子をみるしか手はない。

このブログを始め、毎日数人の訪問者があり、全体数が4千人を超えた。グーグル検索で『陽子線治療』、『食道癌』、『男』と打ち込めば、トップページに出る。どこかの誰かの参考になってくれればいいと思いつつ、続けるつもりでいる。