下痢型過敏性腸症候群
五月三〇日、月曜日の正午に検査結果を聞きにまた京都へ。ワイフは前日からひどい腰痛に見舞われていたが、痛みに耐えつつ、随行してくれた。
「痩せたね」
主治医の第一声である。
「腸ろうやめたからなあ」
苦笑いするしかない。問題はそこではない。まめに間食をとるようにしているのだが、一日に食したものを全部合わせても2000カロリーには遠く及ばない。そのうえ頻繁に腹痛と下痢に見舞われる。多くの日本人男性のように生まれつき腸が弱く、長年、正露丸と漢方胃腸薬の世話になっている。
CTと内視鏡に問題はなく、血液はすべて正常値。次の検査までには少し体重を増やしておきたいのだが、あせっても仕方がない。下痢がなくなれば減ることはないはずだ。
ただ危惧するのは、湿気に弱い体質だ。真夏になると発汗が多くなり、毎年体調を崩す。さて、今年の夏はどう乗り切るか。
待ち時間を含めてちょうど二時間。病院前のいつもの薬局で薬を買い、いつもの鴨川でコンビニで買ったハムサンドを食す。先日はこの後気分が悪くなったが、今日はなんともない。しかし、ワイフにどこかへ立ち寄る余裕などなく、まっすぐに帰宅した。